以前臼山さんの超少数制の勉強会に参加してた時、初回のセミナーで「良いビジネスとはどんなビジネスか」という問いに対する回答を1人ずつ発表させられたことがあります。
前のNSコラムでも「自分で定義する力が大事だ」と書きましたが、情報発信においては特にそうです。
よくメルマガやレターの添削をしていると「ブログは資産だ」という風に書いてくれる人がいるんですが、僕はブログは資産だとあんまり思ってないんですね。
だから「どうしてブログは資産になるんですか?」と聞くと、まぁ答えられない人が多いんです…笑
そこで「あなたにとって資産の定義とは?」と聞くと「…わからないです!」と答えが返ってくることが多いこと多いこと。
この時点でNGというか、自分で持論として持っていない意見をやすやすと発信してはいけないですし、それが重なると良い情報発信なんてできないし、言葉に重みやオーラのようなものも纏うことができません。
基本的に嘘というか、嘘とまではいかないんでしょうけど、読者はそういう薄っぺらさに対して敏感です。なんなら「この人は自分の人生を預けてもいい人か」くらいな感じで、審査するようなところもあるわけですよね。
だからこそ「自分はこう思う」という意見をちゃんと持つことはすごく大事なのです。
・良いビジネスの条件とは
・努力とは何か
・借金は良いことか悪いことか
・ブランドとは何か
などなどですね。
もちろんベーシックな考え方を知っておくのはすごく大事です。
セミナーやチャットでもよくYUMEさんが「Marketingとは」の話で4Pの解説をしてくださっていますが、そういう基礎理解は超大事だと思います。
ただそれを理解した上で「自分はマーケティングとはこうあるべきだと思う」とか「私に言わせればマーケティングとは〜〜だ」みたいに、持論や主張を繰り出せるようになるべきです。
どれだけ小さなことでもいいから、まずは自分の意見を持ってみることから始めましょう。
もちろんその意見は時に正しくないかもしれないし、隙だらけでロジックが破綻してるかもしれません。その時は素直に指摘を受け入れて洗練させていけばいいだけなので、まずは「仮説」を立ててみる。その上で「意見」に成熟させていくという流れが好ましいですね。
あとは、やはり色んな人の意見を素直に吸収してみる。
そうすれば一見すると違うことを言ってるように見えても、絶対に共通点がそこにあるはずですし、それに気づけたら本質というものも見えてくるはずです。