情報発信をしてると「あるある」なのが、真実のジレンマというものです。
例えば、コピーライティングの鉄則として「顧客のせいにしない」というものがあります。
つまり「あなたの人生が上手くいっていないのはあなたが悪いわけじゃなくて国や教育が〜」とか「あなたがビジネスで成果を出せないのはあなたが悪いわけじゃなくて、ノウハウや過去のメンターが〜」と言った方が反応的には取れるんですよね。
 
ただ本当のことを言うと、ビジネスって自己責任だし、常に自省するマインドセットがないと、当然ながら成長することも成功することもできないわけです。
 
人は正論を言ってほしいわけじゃなく「自分にとって耳障りの良いことを言ってほしい」という側面は強いですし、何なら悪い言い方をすると情報弱者的なリテラシーが低い人の方がめちゃくちゃ多かったりするわけですね。(これは情報発信する時の前提にした方がいいです)
 
だから「こんなの誰が乗るんだよ…」みたいなあからさまな詐欺に遭う人も多いですし、甘い言葉というのはそれだけ反応も取れるわけです…笑
 
僕は割とメルマガとか表の発信では、自分が本当に思ってることしか言わないようにしてますし、それは「普通の感覚を持つ人」を集めてきたいからです。
ただ僕自身も最初は情報弱者的な側面があったし、甘い言葉に釣られてここまで来たところもあるので、嘘は言っちゃダメですけど「夢を見せること」も発信者として必要なことなのかと思います。
理想や綺麗事を言えなくなったら、発信する者として終わりという感覚もあります。
ただ、やっぱり「真実を言う」ことが僕の場合は根底にあって、そこのブロックを外したら単発的には僕の売上ってもの凄く上がると思うんですよね。
ただそれをしないのは、それで人を集めてきても良いコミュニティができないし、コミュニティの価値が下がれば、リピート率も上がらないし、新規集客にも悪影響が出ますし、自分自身楽しくビジネスができないと思います。
こんなみんなで週末にバーベキューなんてとてもいけないと…。
そしたら、長期的に見たときの売り上げって「真実」を大事にしたほうが上がるんじゃないかとも思うんですよね。
ただ、別にこれって「真実しか言うな」と言うわけでもないし、コピーライティング的な技法も反応を上げるために必要だったりします。
だからこそ、とりあえず「真実のジレンマ」という概念(本当のことと、反応の取れることは違う)は1つの法則として覚えておかれると色々役立つかと思います!