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#PROコラム006
【定義する力を高めよう!その2】
先日ノジーさんから
情報発信力を高めるためには「自分で定義する力」を高めること
というコラムがありました。
これは「発信者として」という視点においてはもちろんなのですが、実はビジネスを行っていく上で必須の「戦略的思考」においても同様に非常に大事な、大前提となる思考回路です。
ビジネス活動を行っていくときに「自分で定義する」とは何を指すかと言うと、
・KPIを定める
・そこから派生して、戦略を考える
ということです。
何を基準に成功を判断するのか、その基準値を自分で定めるのがKPI設定です。
例えばプロモーションをするなら、
・売上1000万円を達成する(KPI=売上金額)
・継続率70%を目指す(KPI=継続率)
など、KPIにはいろいろな値が設定できます。
日々のビジネス活動においては、今月は
・オプトを100件取る(KPI=オプトインの数)
・自動化の売上を100万円上げる(KPI=月の売上)
・購入率を10%にする(KPI=コンバージョン)
などなど。
そしてこのKPIを達成するために考えるのが戦略ですが、ここでも「自分で定義する力」が必須となります。
・誰をターゲットにするのか
・何を伝えたいのか
・売り物は何にするのか
・どう伝えるのか
などなど。
誰をターゲットにしても良いわけで、それを定めるからこそその後のアウトプットをどんなものにすべきかの基準ができますし、改善をするための判断基準ができる、結果日々のビジネス活動が全て意図を持った戦略的なものになります。
求められる役割をこなす会社員とは違い、自分でビジネスをするということは何の強制力も要望も無い中で
・ビジネスゴールを自分で定義し
・そのためのKPIを自分で定義し
・その達成のために必要な戦略を自分で定義する
という定義の連続であるということです。
ゼロからイチを作るというのは、正解が無いからこそ自ら基準値を定めて、そこに向かって行動を起こしていくということに他なりません。
会社員というのは基本的にこの基準値が全て決められた中で、必要な役割を歯車の一つとして自分がこなすことです。
ですので自分で基準値を決めるという思考回路に最初はなかなか慣れなかったり、基準値を決められずになんとなく作業することが目的になってしまったりすることも多いと思います。
ですがプロとしてビジネスをやっていくのであれば、ぜひ発信の領域だけではなくビジネス活動全般において「全て自分で決める」という定義の力を意識されてください。
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