さっき、顧問税理士の杉山さんと面談をして、法人を1社新しく設立することにしました。(これで3社目ということになります)

新しく法人を作る際の考え方ですが、売上と利益に対する「税率」が重要になります。

法人の場合は、売上が5000万円を超えてくると簡易課税から外れます。

よって、5100万円の売上と、4900万円の売上では、4900万円の人の方が売上は少ないですが、手元に残るお金は多いということになります。

だから何とか売上を5000万円以上にしないように…!と考える人も多いですね。

また利益でいうと800万円が一つの基準になってきまして、利益800万円以下の場合は税率は25%ですが、800万円を超えてくると、税率が35%にまで一気に跳ね上がります(!)

なので、790万円と810万円では…ということになってくるわけです。

利益の場合は、頑張って経費を作ればいいわけなので何とかなりやすいですが、売上は売れてしまった以上下げようがないですし、過少申告は立派な犯罪です(笑)
プラス僕らのビジネスは基本的に経費がかからないことが前提なので、その辺りの基準を考慮して「新しく法人を設立して節税する」という考え方はぜひ抑えておいてください。

あと法人化されている方は知ってると思いますが、会社設立から3年は「消費税」がかかりません。

消費税のポイントは、あらゆる法人税は「利益」にかかるのに対して、消費税は「売上」にかかります。

なので3年経ったら会社を潰して、また新しい会社を作って…ってことをやってる人もいるのですが、税務調査の時に詰められるのでオススメはしません(笑)

そういう意味でも、今回新しい会社を作ることで、得られる効果は大きいというわけです。

ただ注意すべき点ですが、新しく立ち上げる法人と、現状の法人の事業内容が同じような感じになってしまうと、やはり税務署からも目をつけられやすくなります。

なので会社定款に記載する事業内容でしっかり差別化をして「全然違うことをやっている会社」という見かけにしていくことは大事ですね。

そのためにも、今から法人を作る人は、あれもこれも事業内容に詰め込みすぎない方がいいと思います。