複数社の広告を使って収益化を図る際には、
導入する際のメリットとデメリットを理解しておきましょう。

また、前提となるお話もさせていただきます。

複数社の広告を使うメリット

収益性がUPする可能性が高い

複数社の広告を使用すると、
Google AdSenseのみを運用している時よりも収益性のUPが見込めます。

数年前までは「クリック報酬型の広告=アドセンス一択」という状態でしたが、
最近はネット広告の需要が年々高まっていることから
多くの会社がネット広告に参入してきています。

中にはアドセンスに匹敵、それ以上の単価をつける会社も出てきていますので、
パフォーマンスの高い会社の広告を導入することで収益性アップが見込めます。

こちらは私がほぼGoogle AdSenseのみの広告を使用していた時と、
複数社の広告を使用してからの月収の変化です。

PVは21%増だったのに対し、収益は50%増となりました。

このように、目に見えて大きな差が出てくることもあります。

リスクヘッジになる

Google AdSenseの広告サービスを使用する際には、

  • クリック単価悪化のリスク
  • アカウント停止のリスク

といったリスクが存在します。

クリック単価は時期や経済の状況によって日々変化しています。

Google AdSenseに限らずですが、
1社のみの広告に頼る状態はクリック単価の影響をモロに受けることとなりますね。

複数社を運用することは、変動のリスクを分散させることができると言えます。

また、Google AdSenseのポリシー違反で広告が使えなくなった方も、
これまでは「アドセンスが使えなくなったら終わり」といった状態でしたが
他の会社の広告を使うことで収益を上げることができます。

1社に依存しないことで精神的に安定する

複数社の広告を運用するメリットは、数値的なものだけではありません。

Google AdSenseだけを運用している時に比べて、
精神的に安定したという方は多いです。

Google AdSenseのみに頼っている状態だと、
クリック単価が落ちたら収益がガク落ちして
カバーするためには圧倒的なPVを集めないといけない...
と焦りや不安でいっぱいになることもあるあるです。

しかし、
複数社の広告を運用すれば
それぞれがカバーし合うことができるので、
1社の単価の変化の影響を受けにくくなります。
(影響を全く受けないわけではありません)

Google AdSenseに振り回されずにいられる、と感じる方も多いはず。

複数社の広告を使うデメリット

サービスが突然終了する可能性もある

最近は多くの企業がネット広告に参入していますが、
Google以上に大きい企業・安定している企業はありません。

業績が悪化すれば、
いきなりクリック単価が大きく下がったり、サービスが終了することもあります。

アドセンス以上の数値が出ていた会社がいきなりサービスを終了...
なんてことも過去に実際に起こっています。

Google AdSenseも今後広告の配信がなくなる可能性はゼロではありませんが、
他の広告会社の方がリスクは高いと言えます。

ですので、その点においても複数社と取引をしておいて
常に代替えを持って状態にしておくことをオススメします。

収益性が下がる可能性もある

複数社の広告を使うからと言って、
「必ず収益が上がる」というわけではありません。

使用する広告によっては収益やSEOに影響を及ぼすものもあります。

収益性が高い広告にもリスクは存在しますので、
マイナス面があるということも理解しておきましょう。

複数社の広告を使う前に理解しておくと良いこと

ここまで複数社の広告を使うことについてお話ししていきました。

ただ、広告運用で収益率を上げるのは
ブログ収益化において「単なる補助的な役割」でしかありません。

ブログ収益化で一番大事なのは、サイトにアクセスを集めることです。

収益性の高いサイトを作っても、
そもそもアクセスが来ていなければ収益は上がっていきませんし、
その後の検証や改善もできません。
(アクセスの分母がないとデータが取れないので)

また、広告会社も月間30万PVや100万PVを審査基準にしていたりと、
「ちゃんとアクセスが来ているサイトに広告を出したい」と考えています。

ですので、まずは集客に力を入れることは大前提で、
広告についてはある程度PVが集まってから改善に取り組んでいきましょう。

記事を書くことそっちのけで取り組むものではありませんので、
集客ありきのものだと理解してください。