
中古ドメインを購入する方法はいろいろとありますが、どこで、どうやって買うのがオススメなのか?
細かいことを全部抜きにして、僕は「中古ドメイン販売業者から定価で購入するのが一番良い」と考えます。
理由は、
- ペナルティチェック済み
- 自力でドメインの査定をしなくて済む
- 最悪の場合返品保証が利く
というメリットがあるので、「手間が少ない=時間を節約できる」からです。
というわけで、具体的な購入方法について解説していきます。
中古ドメインを購入する方法は5つ
中古ドメインを取得・購入する方法は大きく分けて5通りの方法があります。
特徴とまとめて解説します。
中古ドメインを購入する方法 | 特徴 |
ドロップキャッチ(契約失効を狙って再取得する) | 一番安く安く購入できるが、ドメイン査定を自力でやる必要があるので難易度高&リスク大 |
バックオーダー(ドロップキャッチを業者に依頼する) | 自力で査定、取得は業者に依頼。ドロップキャッチの次にコストは安いが、査定スキルの習得が必要 |
オークション(ヤフオクみたいに入札する) | 業者査定済みのドメインを購入できるが、ペナルティ付きだった場合の返品保証ができない |
エスクロー(仲介業者に購入代行を依頼する) | あまり使われていない |
定価購入(中古ドメイン販売業者から直接買う) | 業者査定済み、返品保証あり、コストはその分かかるが最短で中古ドメインを入手できる |
ドメイン捜索から査定、ドメイン取得までを全部自分でやれば、数万円、それ以上の価格で取引される中古ドメインを数千円〜1万円程度で取得できますが、
- 失効ドメイン捜索の知識
- ドメイン査定の知識
- 各種SEO解析ツール(有料)
- 捜索・査定する時間
- ペナルティ付きドメインのリスク
これらがのスキルが必要になり、お金と時間と根気が余計にかかります。
これからブログを始めよう、という方には学ぶべきことも劇的に増えて負担が大きくなりますし、ちょっとどころじゃない重荷になってしまうかもしれません。
なので、中古ドメインを初めて運用するならば、まずはお店から買うのが安全かつ速いです。
ドメインの購入価格はどれくらいが目安?
中古ドメインの購入価格に「平均とか相場」というものはないので、目的と予算に応じて決めましょう。
ここでは、自分で捜索して取得するのでなく、販売業者から購入する場合の話をします。
まず結論から言ってしまうと、初心者がトレンドブログのメインサイトに用いるのであれば、
- アダルト・ギャンブル・アフィリエイトサイト以外の運用歴
- トレンド・エンタメと関連性の高い運用歴
- 過去に日本語で運用されていた運用歴
でありつつ、
- 価格帯20,000〜30,000円程度の中古ドメイン
がオススメです。
英語で運用されていたもの、ジャンルが全く異なる被リンクの付いたドメインを選んでしまうと、ドメインの持つ実績が評価されない可能性が考えられるからです。※この点については良質な中古ドメインの条件と、購入する際の重要なポイントを解説の教材ページを熟読してください。
また、価格の根拠としては、
- 安すぎると新規ドメインとの差が実感できない
- 高いからと言って必ずしも中古ドメインの効果が発揮できるとは限らない
という理由があるからです。
もちろんそれ以下の10,000円代、それ以下でも優良ドメインはありますが、そういう場合は複数の中古ドメインを購入して、片っ端からドメインパワーを検証してふるいにかける資金と時間と労力がかかるので、あまり効率が良くないです。
ドメインを定価で購入するのはどこがいいの?
中古ドメイン販売業者ってめちゃくちゃいっぱいあります。
国内の販売業者で有名どころだと、
- お名前ドットコム
- 中古ドメイン販売屋さん
- アクセス中古ドメイン
この3つかなと思います。お名前ドットコムはオークション形式での販売のみなので、
- 中古ドメイン販売屋さん
- アクセス中古ドメイン
のどちらかで購入するのがオススメです。
正直どちらで購入しても問題ないですが、ラッコ株式会社が運営する「中古ドメイン販売屋さん」は
- クレカ決済可
- 即日納品
- 返品保証
- インデックス保証
- ラインナップ豊富
という条件が魅力です。
というわけでここから先は「中古ドメイン販売屋さん」で購入する際のポイントと流れを解説します。
中古ドメイン販売屋さんの基本的な使い方
ここでは、中古ドメイン販売屋さんでドメインを探す際の指標となる項目について解説していきます。
ドメイン一覧の見方
ドメイン一覧表の1行目の各項目をクリックすると、それぞれの項目で降順、昇順にドメインを並べ替えることができます。
ドメイン一覧に表示されている項目と意味は下の表の通りです。
ドメイン名 | ドメインの名称です。 |
---|---|
RR | ラッコランク(Rakko Rank)の略。 Googleページランクのかわりに導入された独自の指標で0〜8の間で数字が大きいほど価値が高い。 |
価格 | ドメインの販売価格です。 消費税含めドメインの譲渡にこれ以上の費用が発生しません。 |
AGE | ドメインエイジ(ドメインの年齢) Internet Archive: Wayback Machine に最初に記録された日付より現在までの経過経過時間を示している。 |
BL | 被リンク数(Backlinks) 「AhrefsSiteExplorer」の被リンク数(Backlinks)と独自調査分(検索・リファラ情報等)の合計値。独自調査分は重複を除去し、リンクが現存する場合のみ加算されている。ドメイン全体(TOP/SUB/SUBDOMAIN)に付いているバックリンクの数量。 同一ドメインの複数ページよりリンクされている場合も、リンク元のページ数の数だけカウントされている。 |
BLD | バックリンクドメイン数「AhrefsSiteExplorer」の被リンクドメイン数(Domains)と独自調査分(検索・リファラ情報等)の合計値。 ※独自調査分は重複を除去し、リンクが現存する場合のみ加算されているドメイン全体(TOP/SUB/SUBDOMAIN)のバックリンク元のドメインが何種類存在するか、数値で確認する事が出来る指標。バックリンク元のドメイン(サイト数)が多い程、時間経過による減少リスクは低くなる。また、ドメインが分散されていれば、その分IPアドレスも分散されている可能性が高い為、バックリンクドメイン数が多いほど良質な中古ドメインである可能性が上がる。(但し自然リンクに限る) |
SM | 各ソーシャルメディアの共有数の合計値 |
BPT | バックリンク元(上位200件・同ドメイン2件以内)のページランクの合計値 |
備考 | 各種アイコンを表示。 |
アイコンの意味
ドメイン一覧の備考欄に表示されているアイコンを見れば、そのドメインの特徴がわかります。
アイコンの意味を下の表にまとめました。
被リンク関連アイコン
![]() |
MusicMoz登録 |
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.gov / 政府機関サイトより被リンクあり |
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.edu .ac. / 教育機関サイトより被リンクあり |
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.mil / 米軍サイトより被リンクあり |
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.int / 国際組織サイトより被リンクあり |
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.museum / 博物館サイトより被リンクあり |
![]() |
.coop / 協同組合サイトより被リンクあり |
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.aero / 航空関連企業サイトより被リンクあり |
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.travel / 他旅行関係業者サイトより被リンクあり |
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.jobs / 仕事関連サイトより被リンクあり |
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.pro / 専門家サイトより被リンクあり |
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OKWaveより被リンクあり |
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Yahoo!知恵袋より被リンクあり |
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Naverまとめより被リンクあり |
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Wikipediaより被リンクあり |
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About.comより被リンクあり |
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MySpaceより被リンクあり |
新規に立ち上げるサイトの中古ドメインは同じジャンルからリンクが付いていた方が上位表示されやすいです。
例えばトレンドブログをやるのであれば、行政サービスの公式ページよりも映画やゲームの公式サイトの方が良いでしょう。より扱うテーマに親和性が高ければ、関連度の高い被リンクの影響力を有効利用できる可能性が高いです。
また、被リンク関連アイコンを確認すればどのようなジャンルからリンクをもらっているかがある程度わかります。
被リンク関連アイコンが全てではありませんが、中古ドメインを選ぶ際にはアイコンを意識してみましょう。
SNSシェア関連アイコン
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SNSサイトStumbleUponの推奨数が3件以上 |
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FaceBookのLike(いいね!)とコメントの合計値が3以上 |
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Pinterest(ピンタレスト)のシェア3件以上 |
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LinkedInのシェア3件以上 |
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はてなブックマーク3件以上 |
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ロシアのSNS「odnoklassniki」のシェア3件以上 |
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ロシアのメールサービス「mailru」のシェア3件以上 |
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ロシアのSNS「vk」のシェア3件以上 |
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ソーシャルニュースサイト「reddit」のスコア3以上 |
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SNS予約投稿サービス「buffer」のシェア3件以上 |
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情報保存サービス「pocket」の保存数3件以上 |
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RSSリーダー「feedly」の購読者3人以上 |
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AlexaTrafficRankが付いている。 |
Social経由で一定数以上のシェアがある中古ドメインに対して、これらのアイコンが付きます。
被リンクと並んでSNSからのシェアもドメインパワーの大事な要素の一つです。
運用元アイコン
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公式サイト運営ドメイン(アンカーテキスト判定) |
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日本語サイトが運営されていたドメイン |
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アダルトサイトが運営されていたドメイン |
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プレミアムドメイン名 |
運用元アイコンには、以下の4つの種類があります。
- 公式サイト運営ドメイン
- 日本語サイトが運営されていたドメイン
- アダルトサイトが運営されていたドメイン
- プレミアムドメイン名
日本のアフィリエイトサイトの場合、日本国内からのアクセスを想定するので、中古ドメインを実際に購入する際にも日本語サイト運営ドメインを見ることが多いです。
なお、別記事の「良質な中古ドメインの条件と購入する際の重要なポイント」でも触れましたが、アダルトサイトはネガティブな評価を受けている可能性があるので避けた方が無難です。
中古ドメイン販売屋さんでのドメインの選び方
中古ドメイン販売屋さんでドメインの選び方にはよく使う方法として以下の9つの方法があります。
- 条件を指定して検索して選ぶ
- メインカテゴリから選ぶ
- 言語で選ぶ
- 値段で選ぶ
- ドメインエイジで選ぶ
- トップレベルドメインで選ぶ
- 新着ドメインから選ぶ
- ラッコランクから選ぶ
- プレミアムドメインから選ぶ
この中でオススメなのは太字の
- メインカテゴリで選ぶ
- 言語で選ぶ
- 値段で選ぶ
- ラッコランクから選ぶ
の4つです。それぞれ解説します。
条件を指定して検索して選ぶ
中古ドメイン販売屋さんのトップページから「ドメイン検索」のボタンをクリックします。
上の図のように各種検索条件が選択できるので、金額、ドメイン名、パーマリンク、日本語サイト運営ドメインなど自分が欲しいドメインの条件を設定します。
「ドメイン検索の実行」ボタンをクリックすると上のようにドメインが一覧表示されます。
メインカテゴリから選ぶ
中古ドメイン販売屋さんのトップページから「カテゴリから検索」のボタンをクリックします。
各種カテゴリが表示されるので、興味のあるカテゴリを選びます。
選んだカテゴリに合うドメインが一覧表示されるので、各種指標でソートをかけることができます。
言語で選ぶ
中古ドメイン販売屋さんのトップページから「日本語サイト運営ドメイン」のボタンをクリックします。
過去に日本語でサイトが運営されていたドメインが一覧表示されます。
稀に他の言語で運営されていたドメインが混ざっていることもあるので注意が必要です。
購入前に必ず履歴をチェックすることをオススメします。
値段で選ぶ
中古ドメイン販売屋さんのトップページのサイドバーに「Price」欄があります。
ここから自分の予算にあった金額帯を選ぶと、在庫ドメインの中からその金額帯にあるドメインだけが表示されます。
ドメインの一覧表は各指標でソートすることができるので、上で説明した「条件を指定して検索して選ぶ」方法でドメインを一覧表示させ手から金額でソートすれば、予算に合ったドメインを効率よく選ぶことができます。
中古ドメイン販売屋さんでは、安ければ1000円程度から、高いものだと100万円を超えるものまでかなり幅広い価格帯のドメインが販売されています。
基本的に金額が高い方が上位表示されやすい強い中古ドメインである可能性は高いですが、一概に高い中古ドメインだら良いドメインというわけではありません。
お手頃な中古ドメインでも上位表示されることはありますので、自分なりにコストパフォーマンスの良い中古ドメインを探すことをオススメします。
中古ドメイン販売屋さんでドメインを購入する手順
実際に中古ドメイン販売屋さんでドメインを購入する手順を画像付きで解説していきます。
購入は以下の4ステップとなります。
- ラッコIDに新規登録する
- 購入する中古ドメインを探す
- ショッピングカートに入れる
- 注文手続きをする
- 決済方法を選んで、決済する
- 納品完了メールを確認
- 購入後の設定をする
では、購入手順について、ひとつずつ解説していきます。
ラッコIDに新規登録する
中古ドメイン販売屋さんで販売している中古ドメインは、同じ親会社が運営する「ラッコドメイン」で取得・管理されています。
『中古ドメイン販売屋さん』利用するにはラッコIDを登録する必要があります。アカウントは無料で作成できます。
ラッコIDは中古ドメイン販売屋さんとラッコドメインの利用に必要な共通IDです(ラッコドメイン、ラッコM&Aなどでも使用できます)。
未登録である場合は「ラッコID新規登録」から登録します。
リンク先でメールアドレスを入力し「ラッコIDの利用規約に同意する」にチェックし、「登録」ボタンを押すだけです。
購入する中古ドメインを探す
実際のドメイン一覧画面から中古ドメインを探す方法を解説していきます。
気になるドメイン名をクリックすると、詳細ページに移動します。
詳細ページでは、ドメインの有効期限、ラッコランク、ドメインエイジ、アンカーテキストなどが確認できます。
また、この画面にある「ウォッチリストに追加する」ボタンを押せば、気になるドメインをウォッチリストに入れることができます。
気になるドメインを見つけたら、ウォッチリストに入れてみましょう。
ドメイン一覧のをクリックするか、ドメイン名の詳細ページのボタンから入れる事が出来ます。
ウォッチリストに入れたドメインは右上メニューのウォッチリストから確認できます。
ショッピングカートに入れる
詳細ページの「カートに追加する」ボタンをクリックすると中古ドメインをショッピングカートに入れることができます。
カートに入れる処理が失敗するケース
カートに入れる処理が失敗する事がありますが、ウォッチリストのドメイン名一覧のミニアイコンから状態がわかりますので、以下のアイコンを参考にして対処してください。
![]() |
カートに追加するボタン。 |
![]() |
正常にカートに入りました。 |
![]() |
カートから削除するボタン。 |
![]() |
カートの上限数50件に達しています。 |
![]() |
システムメンテナンス中。カート機能は利用できません。 |
![]() |
既にあなたのカートに入っています。 |
![]() |
他のユーザーがカートに入れています。 |
![]() |
このドメイン名は購入する事が出来ません。(販売終了) あるいはシステムエラーです。 |
注文手続きをする
注文手続きの手順を説明します。
ショッピングカートをクリック
右上メニューの「カート」をクリックします。
ショッピングカートの『ご注文手続き』をクリック
ショッピングカート画面株の「ご注文手続きを開始する」ボタンをクリックします。
カートに入れたドメインは他のユーザーが購入する事が出来ない状態になっています。
カートの内容はカートの最終利用(追加・削除)より、31分~40分間保持されます。
保持時間経過後、システムによりカートから削除されたドメインはウォッチリストに移動します。
注文内容を確認の上、『規約に同意の上、注文を確定する。』をクリック
注文内容を確認の上、『規約に同意の上、注文を確定する。』をクリックします。
注文が確定される
「注文完了」という緑色の文字が表示されれば注文完了です。
この段階ではまだ支払いが済んでいないので、購入は完了していません。
決済方法を選んで、決済する
支払いの案内が表示されるので、クレジットカード/PayPal/銀行振込のいずれかで決済します。
納品完了メールを確認
納品が完了すると、メールにて「納品完了通知」が届きます。
購入後の設定をする
納品完了通知メール内のラッコドメイン管理画面へのリンクをクリックして、ラッコドメインにログインして、購入後に設定を実施してください。
中古ドメイン販売屋さんについてのQ&A
中古ドメイン販売屋さんの公式ページに記載されているQ&Aから主な内容をピックアップしました。
Q1)支払い方法は何があるのか?
A1)中古ドメインのご購入にはクレジットカード・PayPal・銀行振込をご利用いただけます。
※対応カードブランド
Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners、Discover
Q2)購入後に返品やキャンセルはできる?
A2)対応可能でございます。
ご注文時のメールにご返信をしていただくか、
お問い合わせからご注文番号を添えてご連絡をお願いいたします。
Q3)ドメインが移管できない場合は?
A3)ドメインのレジストラ移管を行うには様々な条件がございます。
- 有効期限が切れている場合
- 有効期限が14日以内に切れる場合
- ドメイン登録・移管を行ってから60日が経過していない場合
×弊社購入60日 ○ドメイン登録60日 - 移管元レジストラが移管を認めていない場合
以上が移管失敗する場合の主な原因となります。
当サイトご利用のお客様が最も多く引っかかる原因は、
3番目の60日未満ルールとなります。
当サイトで取り扱うドメインは取得60日未満の物が多い為、購入直後にレジストラ移管が行えない場合が多いのでご注意下さい。
Q4)中古ドメインとは?新規ドメインとの違いは?
A4)中古ドメインとはあくまでも俗称であり、中身は独自ドメインと同じものでございます。
過去に使用歴がある独自ドメインが中古ドメインと呼ばれる物です。
従いまして、管理方法が異なったり、操作方法が特別といった事は一切ございません。
ただ、既に取得済みのドメインをお引渡しいたしますので、ドメインの有効期限は消化されている状態となります。