ビジネスで結果を出している人、成功している人を見ると、とてもスマートで格好良く見えたりしますが、実際のところは誰よりも泥臭く、愚直な努力をひたすらにやっているものです。

あるいは、今現在はそうした泥臭い努力を全くやっていないという人でも、その状態を作り上げるために、誰よりも脳みそを使って戦略を練ったり、誰よりも身体を動かして仕組みを作ったり、あるいは誰よりもプライドを捨てて人から学んだりした結果として悠々自適な今を過ごせているわけですね。

僕もビジネスを始めてから1〜2年くらいは、起きている間は基本的に「ビジネスで結果を出すこと」以外のことはほとんど考えていませんでしたし、それを最優先して24時間365日を過ごしていました。

会社を辞めて自由になりたかったのと、会社を辞めた後に稼げなくなってサラリーマンに戻ることを、何としても避けたかったからです。

それが「大変だったか」と言われると、普通に会社に行って働いている方が(あるいは、これから先、何十年も働き続けると想像する方が)遥かに大変でしたし、毎日ビジネスを続けつつ、ステージの高い人たちの中に身をおいていると、日々自然と限界値が更新されていくんですよね。

筋トレや読書と同じようなもので、自分の中にその習慣が根付くまでは、本を10分間読むだけでも大変なのに、慣れてくると余裕で2時間くらいはぶっ通しで読書ができたりするじゃないですか。

それと同じで、ビジネスに没頭するのが当たり前のようになってくると、それが自分にとって普通になるので、涼しい顔をして人一倍の努力(自分は努力とさえも思っていないけど)ができるようになる。

その結果として、周りからはスマートに結果を出しているように思われるようになるんですね。

今の世の中の風潮としても「辛いことから逃げよう」とか「嫌なら辞めてしまおう」「楽しいことを見つけよう」というメッセージが人気ですが、ぶっちゃけビジネスの世界は「人よりも頑張る」的なスポ根マインドが当たり前に身についている人が有利であることは言うまでもないです。

(就活でも体育会系が有利なのは理にかなってます)

世の中のビジネス系インフルエンサーや自己啓発系の発信者は、大衆にウケないと成り立たないので、あまりこういう厳しめなことは発信しませんが、基本的にビジネスの初期段階って完全に努力ゲーだったりします。

だからこそ「とんかく頑張る!」みたいなマッチョ思想がスタンダードな人は、やっぱり結果を出していきやすいなーと思いますね。もちろん、それだけじゃなくて、ちゃんと思考力とか自責マインドとかは必要になるわけですが。

ただ、人生におけるほんの僅かな期間、ビジネスにガチるだけで、普通の会社員では到達できないような収入を得られたり、時間や場所に縛られないライフスタイルを得られるわけですから、頑張らない理由がないですよ。本当に。

僕の周りでも「会社を辞めて起業したい(自分で稼ぎたい)」と言っている人はめっちゃ多いですが、「起業家(フリーランス)を辞めて会社員に戻りたい」と言ってる人には会ったことがありません。

つまりは、そういうことなのだと思います。