こういう仕事をしているとよく勘違いされるのですが、僕は決して完璧な人間なんかじゃありません。
普通にビジネスでも日常生活でも友人や家族とのコミュニケーションでもミスをすることがありますし、皆さんと同じように「今日はなんだか調子が悪いな〜」とか「なんだかやる気が出なくて…」という瞬間は、一年の中で何度もあります。
だからこそ、と言うべきかわかりませんが、僕は自分の思った通りに事が進まなかったり、頑張ってやってみたことが暗礁に乗り上げたり、自分自身との約束を破ってしまったりしても、あまり気にならないんですよね。
「まぁそんな完璧にできる人間なんていないんだから、しょうがないじゃないか」
そう心の底から思えているからこそ、ちょっと上手くいかないことがあっても、結構切り替えが早かったりしますし、持っていた仮想通貨が大暴落したり、オスロのヴィーラゲン彫刻公園で財布をスラれて異国の地で一文無しになった時も、一瞬は落ち込みましたが、秒で立ち直りました。
なぜなら、僕の中で「過ぎたことを悔いて落ち込むこと」の優先度が究極に低いからです。
ミスをしたり上手くいかなかったり、頑張っても結果が出なかったりするのはしょうがないことです。何かに対して頑張っていたり、あるいは普通に生きていれば誰にでも起こり得ることですから。
ただ、それに対して「自分はダメなやつだ」とか「自分には才能がない」と自己否定に走ったり、いつまでもクヨクヨしているのって、どう考えても割りに合わないと思うんですよね。
過去を悔いたり現状に嘆いたりしても運命が変わるわけでもないのですから、そこにエネルギーを奪われてしまうよりも、未来をよくするためにエネルギーを使った方が遥かに生きてて楽しいですし。
特にビジネスを始めたばかりの頃は、自分だけが色々と足りてない部分が多くて、周りの人間や大きな成果を出している人たちのことを完璧な人間だと勘違いしがちです。
でも完璧な人間なんてどこにもいないですし、僕の起業家仲間達はとても良いヤツが多いですが、いわゆる聖人君子なんて一人もいません。
みんなとても人間的な感覚を持っていて、人並みにいかれた部分も持っていて、多分世の中の平均ラインよりはブッ飛んだ人が多いですけど、基本的には普通の人だと思います。
だから、自分に対しても他者に対しても完璧さを求めたり、完璧であるべきだと押し付けないことで、より何かに対して頑張りやすくなるんじゃないかなぁと感じる次第です。
完璧主義は息が詰まりますし、色々と壁にぶつかりながら、それを乗り越えていくのが本当の成功者ですから。