僕が積読している数多の本の中に「その悩み、すでに哲学者が答えを出しています」という本がありまして、いつか読もう読もうと思いながら、また新しい本を何冊も買って積読リストが増え…という状況になっています(笑)
「その悩み、すでに哲学者が答えを出しています」という本は、アリストレスやソクラテスといった誰もが名前を聞いたことのある著名な哲学者たちが「将来が不安」とか「死ぬのが怖い」といった、現代人の誰もが抱えがちな悩みに対して出した答えを紹介する内容です。
人は皆、自分が抱えている問題は「世界中で自分が初めて遭遇した困難だ」と勘違いをしてしまい、自分の中だけで答えを出そうとするものです。
でも、本当に問題を合理的に解決したいのであれば「将来が不安」という悩みに対する、あらゆる人たちの答えを聞いて、「そういう考え方もあるのか!」と視野を広げていくのがベストですよね。
ビジネスのコンサルティングも同じだと僕は思っています。
ビジネスを実践していくとなると、数々の悩みや不安や疑問が湧くことになりますし、数多の困難と衝突することになるでしょう。
でも、それって自分よりも先を行っている人であれば、誰しもが直面し解決してきたことでもあるんですよね。
僕が比較的スムーズに今に至ることができたのも「先を行っている人に、先に待ち受けている困難と対処法を聞いたから」というのが大きかったです。
例えば、コンサルやコミュニティをやる前には、コンサルで気をつけた方がいいことやコミュニティ運営で起こりがちなトラブルを事前にインプットしてましたし、例えば「クライアントさんが全然実践をしてくれなかったらどうしよう」みたいなことも、起こりうるかもしれない未来として予め想定して質問するようにしていました。
もちろん何か悩みや問題を抱えたらその都度相談をしていましたし、悩みが特にない場合には、これから自分が直面することになる問題や悩みは何かを知るために、自分よりも先を行っているメンターと話す機会を増やして、どんどん質問をするようにしていました。
また、それと同時に周りにもとても注意を払って、これから自分が進む道にどんな壁が立ちはだかるのだろうかということを常に注意を払うようにしていました。
僕たち#NSの講師メンバーは、参加メンバーが抱えることになる不安や悩みを、既に経験して乗り越えてきています。
だからこそ、1人で抱え込んで落ち込んでしまうのは、あるいは、これから待ち受ける道のりに気を払わないことが原因でぶつからなくていいはずの問題にぶつかってしまうのは、超もったいないですね!
ぜひ何かに悩んだりした時は、「それを既に解決した人がいる」ことを思い出してください。