#PROコラム011
【ネーミングの考え方:答え合わせ編②】
滞在先の離島で通信障害ということで、まる1日通信手段が失われました。
東京で固定電話〜携帯、ネットまでつながらなかったら大騒ぎですが、島はすごいですね。「いつ直るかわからないね〜」以上。です。
ということで半日遅れてしまいましたがネーミング答え合わせコラム2回目です!
今回のワークから得られたふFindngsを元にネーミングを考える上で考慮すべきポイントを3つお伝えします。
何人かの方からは、直接答えを考えて送っていただきましたね!
素晴らしい限りです
1.自分が何者か=提供しているサービスがわかりやすいこと
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寿司屋なのかパン屋なのか。
自分が寿司屋なのに「NIGIRI-YA」とか「一握り入魂!」とか言われてもわかりません。
普通に考えてみたら当たり前のことなんですが、自分のことになるとこの大前提が抜けてしまって「言葉遊び」に走ってしまう人が実はかなり多いです。
シンプルに寿司屋なら寿司屋と伝えるのが一番わかり易い、一瞬で伝わらなければ人は興味すら持ってくれません。
例えばブログ収益化の商品を売っていくのに、ブログとかPC、起業、ビジネス(なんと表現するかは人それぞれですが)といった言葉が一言もでてこないサイトTOPで本当に自分の商品を買ってくれる人が集まるのかということです。
とくに#NSではライフスタイル寄りの発信者が多いので、その手段である商品=自分の商品に関連することに触れない人って結構多いのですが、個人的にはすごくもったいないと思います。
特にここは実績や知名度が無い初心者フェーズほど意識するようにしてください。
そして高額商材を扱うのであればふくらはぎ専門店のようにサービス/ターゲット(何に悩んでいる人を対象にするか)はピンポイントに絞ってOKです。
マッサージという手段は同じでも特にふくらはぎの疲れを解消したい人だけに絞ったのがmi-moletです。
ブログという手段は同じでも、私でしたらバリキャリ女子、Kanakoさんなら旅をしたい人ですよね。
1万人からまんべんなく支持されるサービスも素晴らしいですが、情報発信の場合は一部でも熱狂的なファンがいる人のほうが強いです。
2.その上で、自分のサービスを受けて「どうなれるか」を相手がイメージできるネーミングが最強
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例えばほぐリラは「ほぐす」というサービス提供側の視点だけでなく、それを受けて相手がどうなれるかイメージが湧く単語が入っていますよね。
ほぐしの達人、ふくらはぎ専門店などいずれも「自分たちは〇〇」とは名乗っていますが、相手の変化をネーミングに取り入れているのはほぐリラだけですね。
そしてこれがネーミングを考える上でのポイント2です。
LPやステップメール、メルマガバナーなどあらゆるアウトプットの添削をする際に必ずお伝えしているのが、
・あなたの話はそれ位でいいから
・相手がどうなれるかを伝えてあげて
という話をしています。
みんな自分の事を語るのは大好きなので「自分が主語」の話はたくさんかけるのですが、顧客が興味があるのは「自分がどうなれるか」「自分に関係あるか」「自分に取ってプラスか」ということです。
ブログ収益化、起業のコンサルをサービスとして提供するなら、その結果相手がどんな世界にたどり着けるのか、イメージが膨らんでその未来を手に入れたい!と思えると最強ですね。
3.相手がどうなれるかをイメージできるビジュアルを
今回みなさんには、
①店舗名だけ
②店舗名+@の情報
③看板
の3つに分けてそれぞれ印象を答えてもらいましたが、サービスを受けるか受けないか最終の判断を下していたのは③のタイミングではなかったでしょうか。
①や②の文字情報だけでは「いいな」とは思っても他の店舗と比較検討したり、最終決定をするのにもう少し情報や判断材料を求めていたりしたはずです。
それが③のビジュアルを見ると「ここにしよう!」と決断が行われていた。
そこで自分が「リラックス」できるイメージがパッと伝わってきた
人は文字だけで何かを判断するのではなく、ビジュアルも含めた「なんとなくの全体のイメージ」から生まれる好き・良さそう・自分と関係ない・なんか嫌だ、といった感情が生まれ、それが購買の決断に大きな影響を及ぼしているということです。
ですのでいくら前述の2点がクリアできていても、ビジュアルでそのコピーを補完・強化できていなければ多くの人が離脱してしまいます。
例えばピンクが好きだからTOPのビジュアルにピンクを持ってくる人もいますし、発信者として自分を立たせたい=自分のビジュアルを持ってくることももちろん結構です。
ですが、そこに「相手をどういう気持にさせたいのか」「ネーミングからどんな未来を想起してほしいのか」という意図があるのかどうかが重要です。
「その人が好き」ではなく、その人が体現している未来に自分を投影できるかどうか。
ビジュアル面でも自分主導ではなく「相手が」どうなれるか。主語を相手にして考えることです。
一応、上記を完全に踏まえた私の以前のサイトTOPがこんな感じでした。
反応取れる層を変えたかったのでその後リニューアルしましたが、反応はかなり良かったです!
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自動化で毎月200万円は安定してるKanakoさんのTOPも、前述の3つのポイントを押さえ非常にわかりやすいですよね!
パッと見た人が「自分がどうなれるのか」すぐにイメージが湧くと思います。
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