以前「量か質か」というコラムでも触れましたが、何かを習得する上での基本的な考え方に「量質転化」というものがあります。
つまりは量をこなしていけば質に変わっていくというものでしたね。
ただそこには落とし穴があって、ただ闇雲に量をこなしていっても、永遠に質に繋がることはありません。
以前、僕がガンガンブログ初心者さんのコンサルをしていた時代に、とにかくたくさん記事を書いて添削に持ってきてくださるんだけど、全然SEOの基本ができていなかったり、文章力(日本語力)もひどく読めたもんじゃない…という方もそれなりにいらっしゃいました。
そういう場合は「これだと500記事書いても収益化できませんよ」とお伝えしていたのですが(ありがたいことに皆さん、その一言で心を入れ替えてくださりました)、量が質に繋がるのは、質を意識した上での量をこなすからです。
ブログだったら、タイトルのつけ方やリード文の書き方、記事の構成や見出しの使い方、読みやすい文章の書き方など「結果を出すこと」から逆算されたアウトプットを確実にこなしていくことで、次第に質の高いアウトプットができるようになっていきますね。
何人かの方には個別でお伝えしましたが、ブログで収益化するということは、自分で書いた文章で価値提供するということなので、誤字脱字や文法ミスがあるというのは本来NGなわけですね。
もちろん人間なのでミスがあったりするかもしれませんが、添削時にあまりに誤字脱字が多かったりすると、「あれ?記事を書き終えて投稿する前に、あるいは添削に出す前に誤字脱字のチェックをしたり、自分で読み返していないのかな?」と思えてしまうわけです…笑
といいつつ、このコラムに誤字脱字があったらめっちゃカッコ悪いですが(!)
これはあくまで意識の問題ですが、そういう意識のもとに作業を行っていても、なかなか力はついていかないですし、結果にもつながっていきません。
始めたての頃は「とにかく量をこなさなきゃ!」とか「早く記事を増やしてPVを伸ばしたい!」という思いが急くかもしれませんが、それ以上に大事なのは「結果が出る基準のコンテンツを作れるようになること」です。
特にブログの場合は、以前は「とりあえず量産すればOK!」という時代もありましたが、今はコンテンツの質が非常に重視されているわけですからね。
そして、もっと先のことを考えると、「スキルがないのに結果が出ている」という状態は、ただ金がたくさん掘れる鉱山で金を掘っているだけの状態です。
つまり、そこから金が取れなくなったら、すぐに一文無しになってしまいます。
そうじゃなくて、ちゃんとスキルを身につけることができれば、そのスキルを応用して、また新しいビジネスに乗り出したりして、より安定して大きな結果を出すことができますね。

ひとまず、まだまだこれからの時代においては「ライティング力が高い」とか「評価されるコンテンツを作ることができる」というのは、めちゃくちゃ価値のあることですから、ぜひそういったスキルを固めていくための場として、今を有効活用していきましょう!