前回のコラムへの反響が大きかったので、今回はその続きを!

僕だけの意見ではなく、多くの成功者の方が言っていたり、あるいは自己啓発本とかにもよく書かれていることですが、家族とか昔からの友人とか、身近な人に未来の相談をすることは結構デメリットが大きいです。

親にしても配偶者にしても、昔から自分のことをよく知っている人は、自分のことを「未来の自分」や「今の自分」ではなく「過去の自分」として捉えようとしてきます。

だから「これから頑張って勉強して成功するんだ!」と思っていても「でも、あんたは今まで長続きしたこともないし、根性もないし、どうせ今回も中途半端で挫折するんでしょ〜?」っていう目で見られてしまうわけですね。

いくら自分が変わろうとしていても、そういうレッテルを貼られてしまうと、やはり過去の自分に引き戻されてしまいます。

また、人は身近な人が遠くに行こうとするときに引き止めようとする傾向にあります。

「ずっと近くにいた大切な人が遠くへ行ってしまう…!」という感覚もあるでしょうし、今の人生を変えるために頑張るというのは、少なからず今の人生を否定することにもなるので、自分自身にとっての「今の人生」でメインキャストを張っている家族や友人にとっては気持ちの良いものではなかったりします。

つまり、身近な人に相談をして反対されたり否定的な意見を言われるのは「仕方がないもの」だと思った方がいいですね。それに色んなマンガとか映画の世界でも、主人公が前を向くときに、それを引き止めようとしてくるキャラクターは「元々の付き合いが濃い人」の中に結構いるものです。

スラムダンクでいうと、主人公の花道のヤンキー友達は最終的には応援団みたいな感じでしたが、最初の頃は割と茶化したり「いつ辞めるか賭けようぜ」みたいな感じの扱いでしたね。

だから、過去の自分を知りすぎている人に相談することはそもそもデメリットが大きいんですけど、もっと恐ろしいことが1つあります。

それは、人は無意識のうちに「この人に相談したら反対されるだろうなー」って人に相談をしてしまうことです。

もしかしたら、ドキッとされた方もいらっしゃるかもしれませんが、心のどこかで止めてほしいと思っていたり、自分自身にブレーキをかけたがっている人はこういう傾向にあります。

ただ、自分で自分の未来を諦めることはしたくないから、「誰かに相談したけど否定された」という既成事実を作って、それを全力投球できない理由にしちゃう…みたいな感じですね!

もちろん、旦那 or 嫁 or 親に相談しないとお金が出せないとかそういう致し方ないケースもありますが、そうじゃなく、単純に潜在意識でブレーキをかけたがっているだけという場合も多々あるものです。

だからこそ、何かに対して全力投球できる人はそもそもレアですし、そこで突き抜けられる人がちゃんと成功していくんだろうなーと思います。