頻繁に審査基準が変わるアドセンス審査。

2020年8月現在で審査に通過しているサイトの情報を基に、
アドセンス審査通過のポイントと目安をまとめました。

アドセンス審査通過の必須条件

2016年〜2017年頃まではアドセンス審査黄金期で、
かなり適当に作ったサイトでも審査通過ができていた時期です。

2018年に入り審査合格にはより『独自性』や『ユーザビリティ』
が求められるようになりました。

以下がアドセンス審査通過のための必須条件です。

1.オリジナルなコンテンツ

数あるオンラインコンテンツの中から、
自分の記事を読んでもらうためには価値の高い独自のコンテンツが必要です。

価値が高いコンテンツというのは

・◯◯という悩みや疑問を改善・解決するための記事
・専門的な知識があるから書ける記事
・自分だけの体験談や口コミ
・自分だけのオリジナルなアイディア

といったものです。

他のサイトの記事や動画・SNSをまとめただけ、
自分の記事をわざわざ読む価値がない、
他の記事を読めば済んでしまうようなことを書くだけでは審査通過は厳しいです。

2.読みやすさや操作性

どんなに有益な情報が書かれていても、
それが改行や見出しもなくひたすら文字の羅列だけで記載されていては
誰もその記事を読み進めようとはしません。

見出しや画像を用いて読みやすい記事にしたり、
サイト内のどこにどんなコンテンツがあるのか分かりやすく配置するなど、
読者のユーザビリティーを確保する必要があります。

 

以上を踏まえて実際の記事作成に取り掛かってください。

アドセンス審査通過のポイントと目安

これまでの審査通過者のサイト情報を基に、
アドセンス審査に合格するための各項目の目安をまとめました。

アドセンス審査は人の目で見て行われると言われています。

審査員にひと目で「このブログは読者の役に立ちそう」
「この人は真剣にブログ運営をしていく意志がある」と思ってもらえる事が重要です。

一方でここでいくら時間をかけても収益には繋がりません。

バランスを見極めてスピーディーに必要最低限の精度を保ちつつも、
Googleが重視しているポイントは積極的にアピールしながら
なるべく早く審査に出せるように駆け足で取り組んでいきましょう。

ブログのジャンル

自分の経験値や得意分野の中から、
前述の審査通過のための必須条件を満たせるようなジャンルを選びます。

記事数

記事のクオリティやオリジナリティによっても異なりますが、
審査通過のための目安となる記事数は

10〜15記事

程度です。

まずは10記事程度を目標に記事を作っていきましょう。

1記事あたりの文字数

文字数は正直大した意味はありません。

というのも大切なのはその記事が前述の要件を満たしているかどうかで、
文字数ではないからです。

例えば、残業を減らしたいと悩んでいる人に向けて、

「外資系企業に務めていた私が外人の時間の使い方をみて学んだ、
残業しないための時間活用術」

という記事を書いたとします。

大切なのは自分の過去の経験から学んだ事を基に、
いかに「残業を減らすためにどうしたら良いか」と検索している読者に
有益な情報を伝えられるかであって、

仮にそれが1000文字で簡潔に伝えられるのであればそれで良いのです。

とは言ってもある程度のクオリティで、
読者の需要に答える記事を書こうとしたら必然的に1000文字は超えるはずです。

サイト・ドメインの運用期間

アドセンスへの参加要件のページにこのような表記があります。

サイトが 6 か月以上有効ですか。
一部の地域では、審査の対象となるには、サイトが 6 か月以上有効になっている必要がある場合があります。この措置は、広告ネットワークの質を維持し、Google の広告主様とサイト運営者様の利益を保護するためのものです。

このためサイト開設から6ヶ月以上経っていないと
アドセンス審査は出せないのですか?といった質問も頂きますがそんなことはありません。

「一部の地域」の中に日本は含まれていないようなので、
今の所サイト開設から1ヶ月以内の方でも普通に審査は通過しています。

記事更新日

審査通過のためには安定的に頻繁に記事更新されている必要があります。

記事投稿日が1日に大量に偏っていたり、
逆に数週間、数ヶ月も記事更新が滞っているサイトでは審査通過は厳しいです。

1日で多数の記事を更新できるならそれに越したことはありませんが、
その場合は投稿画面右側にある「公開日時」で更新日をバラしておきましょう。

カテゴリーを設定する

記事は読者にも分かりやすいようにカテゴリに分けましょう。

例えば前述の「外資系の仕事術」に関するブログなら、
「時間管理」「人付き合い」「業務効率化」などのカテゴリーが想定できます。

ただし、カテゴリーを作成する際に注意してほしいのが、
あまりにも記事数が少ないカテゴリーを作らないということです。

例えば上記のカテゴリ分けをした際に、
時間管理=7記事、業務効率化=7記事、人付き合い=1記事
となってしまうと読者に十分な価値提供が出来ていないとみなされ
審査に落とされる可能性があります。

こういった場合はカテゴリを減らすか、
記事数が少いカテゴリの記事を増やすかどちらかにしましょう。

グローバルメニューを設定する

グローバルメニューとはサイト内のメニューバーのことです↓

(メニューバー、グローバルナビなど色々な呼び方があります)

ユーザーが目的意識を持って自分のサイトに来た際に、

「このサイトにはどんなジャンルの記事があるのか」

「どこをみたら自分が読みたい記事がありそうか」

これがパッとわかるようなサイト構造になっていることが重要です。

そのために上記で設定したカテゴリーや
以下で紹介する必須コンテンツをメニューバーに表示し、
読者がすぐに目的のページに飛べるような工夫が必要です。

プライバシーポリシー・運営者情報を設置する

アドセンス規約の「必須コンテンツ」にもある通り、
プライバシーポリシーと運営者情報の設置はマストです。

お問い合わせフォームを設置する

健全に運営されているサイトにはお問い合わせフォームは必須です。

アドセンス審査提出にあたっても必ず設置しておきましょう。

アドセンスの規約やルールを遵守する

そして当然のことながら、
アドセンスの規約やコンテンツポリシーに違反しない記事作成をしましょう。