〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
#PROコラム
【リサーチしよう!後編】

ワーク形式のコラムということで皆さんの解答ありがとうございます。
拝見させて頂きました!

戦略を立てること、アウトプットをすることetc、ビジネスにおける全てのフェーズに正解はありませんが、だからこそ「推論を重ねる」「仮説を立てる」力が非常に重要になります。

正解なんてないので仮説の正誤はわかりませんが、仮説を立てるまでの思考回路がすごく大事です。そしてこの仮説の精度が上がるほどビジネスでは収益が上げやすくなります。

そのための一番簡単なステップが、今回皆さんがワークでされたように「自分だったらどうか」を考えてみることです。

中編では、情報発信ビジネスならではの購買行動の仮説が立ちましたよね↓

◯同じ棚に並んで比較検討されるわけではない

◯信頼感が非常に重要なフックになっている
→大手企業と違って個人に認知度=信頼は無い

という点かと思います。また当然ながら一般商材と同じく、

◯ベネフィット(学べる/得られる内容)に価値を感じるかどうか

は当然の判断基準となりますね。

じゃあそのために競合調査をどう活用すべきかと言うと、「自分の持っている価値に気づくために」競合を見てみることです。

企業のマーケティングにおける競合調査って、

・A社は100円で売ってる→じゃあ99円で売る
・B社はタウリン1000mgをウリにしてる→じゃあ1500mgにしよう

とか、新しく商品を開発する上で他社を上回る製品を作るために活用することが多いです。

ですが情報発信商材の購買行動を考えてみると、

・他の人よりどうか(相対評価)

よりも、

・その人に価値・信頼を感じられるか(絶対評価)

が購入の最大のフックになるわけです。

そして企業と違って私達が売る商品ってまずはコンサル商品なことがほとんどなので、新しい価値を「加える」ことって出来ないですよね。

例えばトレンドで30万円稼いだ人と40万円稼いだ発信者が居た時に、後者の人が売れるとは限りません。

また50万しか稼いでいない人が「100万円稼ぐ方法」とは言えませんよね。

となると、自分が既に持っている経歴、実績、価値観などに気づくこと、またその中でも特に何が価値・信頼につながるのかに気づくために競合調査を活用すると良いです。

なぜかというと、ほとんどの人が自分の持っているものを「当たり前」だと思っていてその価値に気づいていないからです。

ですが他者と自分を比べることで改めて気付ける自分の価値ってあるんですね。

例えばLISAさん。
競合調査をせず自分の中だけで情報発信のコンセプトを考えてみると「世界中どこにいてもPC1台で仕事ができる」となりました。

でも競合を見渡してみると、例えば会社員1〜2年目で脱サラした人、主婦、高卒などの発信者は多いですが、

・慶応卒で
・司法書士資格を持ち
・事務所を立ち上げ人を雇っていた

こんな経験がある人ってあまりいませんよね。
LISAさんにとっては当たり前の過去かもしれませんが、顧客の信頼度を得るためにこの経歴を活かさない手は無いと気づくはずです。

そして「なぜそこまで黄金ルートに乗っていた自分がネットの世界に来たのか」そこを紐解いていくと、LISAさんの情報発信者としての価値が見えて来るかもしれません。

逆に他の発信者と同じことしか言えないなぁ、、という人でも、競合と比較対象にならない前提なので、自分と同じ属性で上手くいっている人をマネすれば良いです。

その人が売れているなら、その属性に価値を感じる人がいるという証拠なので、自分でも売れるということです。

機能的価値でも同じで、例えば私にとってトレンドブログとは「1年間位放置でも30万円の収益が入ってくるもの」だったのですが、他の発信者のLPを見る中で「これって価値なんだ」と気づきました。

自分の価値って自分が一番気づいていない、他者と比較するまで気づけ無いものであることがほとんどです。

なので情報発信ビジネスにおける競合調査は、自分が既に持っている価値を改めて認識するために活用してみてください。

決して競合よりも高い価値を提供することが目的ではなく、自分の持っている価値に気づき、それを正しく伝えていけるようになることが目的です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜