#NSメンバーのほとんどの方が知らないと思いますが、僕がビジネス系の情報発信を始めた頃、僕は「ゆるふわ系起業家」という肩書きを名乗っていました(笑)
そういう世界観がこれからはウケると思ったのと、あとは実際に周りのネット起業家のギラギラしてたり野心的だったり「タワマン!シャンパン!金!女!」なノリと比べたら、なんて自分はゆるふわとしているのだろう…と思ったから、そういうブランディングをしていたんですね。
ただ、その肩書きで活動するのは約半年〜1年くらいで終わってしまいまして、その理由は「僕が思っている以上に緩い人(努力をしない人)が集まりすぎてしまった」ことにありました。
さて、
ここ最近では「頑張ろう」とか「努力をしよう」というメッセージよりも「緩く生きよう」とか「頑張らずに生きていこう」というメッセージの方が大衆から支持されているように感じます。
あるいは「頑張って成功を掴んで幸せになろう!」よりも「幸せは実はすぐ側に転がってるよ」の方がウケやすい時代であることは間違いないでしょう。
ただ、ここで注意しないといけないことが3つあります。
1.「緩く生きよう」系発信者の基準値の高さ
2. 過去と現在のステージの変化
3. ビジネスは自由競争
「緩く生きよう」的な発信で人気を博している多くの人たちって、世の中の一般的な人たちとは「緩い」の基準が全然違ったりするんですよね。
例えば、最近新しい本も出されたブロガーのちきりんさんですが、彼女のブログやTwitterを見ていたら、常に色んな最新情報をインプットされて、毎日呼吸をするような感覚で文章をアウトプットされています。
つまり、発信者側として人気を博している人たちの言う「ゆるさ」は、その他大勢の人にとって結構大変なことだったりするよということですね。
次に「ステージの変化」ですが、最近ホリエモンのコンテンツを見ていると「睡眠を削るヤツは馬鹿」とか「成功したかったら休息を大事にしろ」的なことをたくさん言われていますね。
ただ、彼が昔に書いた本なんかを読んでいると「ライブドア創業時は寝る間も惜しんで働きまくってた」とか普通に出てくるわけです。
(余談ですが、みんな影響されがちなスティーブジョブズも「週90時間喜んで働こう」という言葉を残しています)
ちきりんさんに関しても、元々は証券会社からMBAを取得してマッキンゼーへ行って…という経歴があると噂されていますが、若い頃にめちゃくちゃハードにインプットとアウトプットを繰り返していたからこそ、今は省エネルギーで生きていくことができるという見方もできます。
そして最後になりますが、ビジネスの世界は自由競争ですし、ビジネスの成果は「自分のライフスタイル」ではなく「顧客や市場がどう判断するか」で決まります。
「どのくらい頑張ったか」もそこにおいては関係ないのですが、ただ質の良いアウトプットをするための労を惜しまない人の方が得をしやすいことは、きっと間違いないでしょう。
基本的に情報発信ビジネス(出版とかインフルエンサー業も含め)は、マスを対象にするのであれば、大衆にウケることを発信するのが一番うまくいきやすいわけですから、実際には自分自身はめっちゃ努力してるけど「緩く生きよう」という発信をしている人もめっちゃたくさんいます。
そういう点を踏まえつつ、自分が獲得したい未来のためにはどんなアクションを取るべきなのかを大事にしていきたいですね。
ちなみに僕は「将来楽をするために今頑張る」派でしたし、これからもきっとそうです。
例えば、こういうコラムも「大変そう」と思われることが多いですが、もう7年くらい情報発信をやってますので、割と友達と雑談するくらいのエネルギーで普段も書いています。
つまり一度スキルや思考力を高めておけば、それが維持する限り「レバレッジが効く」状態が加速していくのが、ビジネスの世界だということですね。