先ほどYOTAさんとのやり取りでも出てきましたが、情報発信ビジネスをしていく上では「自分の言葉で自分の考えや主張を届ける」ことが何より大事になってきます。
その上では「自分の考えを持つこと」が重要になりますし、「自分で定義をする」ということもまた重要となります。
例えば、#NSの教材でもYUMEさんが「マーケティングとは」とか「マーケティングに必要なものは」という解説をしていますが、もちろんそれはそれでしっかり理解をした上で、「私にとってのマーケティングは〜〜だ」とか「私はブランディングとは〜〜だと考えている」と主張できたら理想ですね。
特に自分のビジネスに関することは尚更です。
ビジネス系やマネタイズ系の発信をするなら「良いビジネスの条件」や「自由の定義」や「お金とは」というテーマに対して自分なりの定義付けができておくべきです。
またブログ収益化の発信をしている人で、ブログについてのベネフィットを語るときに誰でも言えるような一般論に終始してしまう人もいますが、それは「ブログ」というものの定義づけだったり、自分なりのブログの哲学や理念が持てていないことも可能性として考えられます。
同様に、恋愛の発信者は恋愛に関するあらゆることを、デザインの発信者はデザインに関する、フィットネス系の人はフィットネスや健康やダイエットに関するあらゆることを、自分の言葉で定義づけて表現する必要があります。
ただ気をつけてほしいことが1つありまして、「自分の考え」や「自分なりの定義づけ」って、自分の頭だけで考えていても、まず基本的に出てこないと思った方がいいです。
そもそも人が顕在意識で捉えることのできる領域には限りがありますし、奥底の方で眠っている潜在意識を掘り起こすためにはトリガーとなる外的要員が必要です。
だからこそ、色んな人と話したり、コンサルの時に「自由って何だろう」的な抽象度の高い話をしたり、色んな本や映画などのコンテンツに触れたり、他の人の発信に触れたりすることが大事になるわけです。
例えば「自己投資の重要性」について何か話をしようと思った時、自分の経験を掘り起こしたり、自分自身に「なんで自己投資って大事なんだろう」と問いかけてみることって、普通に必要なプロセスだと思います。
でも、それだけでは引き出しは増えていかないので、常日頃から他者のメルマガとかYouTubeとか、あるいは自己啓発本とかに触れ、
「他の人たちは自己投資の大切さについて、どういうアプローチで語り、どのようにして説得力を持たせているのだろうか」
という視点でいかにチェックできているかが鍵になるんですよね。
そうすることで「この伝え方は自分的にすごくしっくりくるな!」とか「これとこれを応用して混ぜればもっと伝わりやすくなるな」とか「これは自分が本当に言いたかったことだ!」と、自分のものとして活用できるようになります。
余談ですが、今日オードリータンの昨年末に出た本を買ったのですが、その冒頭はこういう始まり方でした。
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自由にはネガティブフリーダムとポジティブフリーダムの2種類がある。
ネガティブは既存のルールやとらわれていたことから脱却すること。
ポジティブは自分だけでなく他の人も自由にしてあげること。
本当に自由な人は誰か。私はポジティブフリーダムを体現できている人だと思う。
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要約するとこんな感じですが、これだけで一瞬のうちにオードリータンのワールドに引き込まれるんですよね。
もちろんこれをそのまま自分の言葉のように使うのはNGですが、例えば「自由」を2段階に分けるとか、考え方として「マイナスをゼロにする」のと「その上で他の人を引き上げる」という2つの軸を他の概念に応用するとか、色々な活用法がありますよね。
何より「こういう考え方がある」と頭に入れておくだけで、思考の引き出しが増えていきます。
ということで、情報発信って自分の考えや哲学、価値観、定義を発信していくことが大事だけど、そのためには自分一人だけで閉じこもって考えていても厳しいよという話でした!