結構前ですが、こんな記事が話題になってましたね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b34f8d13cc8418ee6d9a8019012a2326c11cfa08
ルカルカさんは出てきた頃から知っていたので感慨深い気持ちもありますが…笑
コンサルをしていると、「ブログで稼げるようになったからブログだけやっていけばいいかなぁと思って」とか「YouTubeで収益化できてるから情報発信はやらなくてもいいと思ってます」といった声をたまにいただきます。
ただ、プラットフォームに依存した収入源しか持たないのはとてもリスキーで恐ろしいことです。
僕もよく税理士さんとの打ち合わせでネット起業家の現状みたいなことをよく聞きますが、アフィリエイターやYouTube実践者の方々で、去年は売上1億円だったけど、今では収益が300万円まで落ちたみたいなこともよく聞きます。
プロ野球選手の引退後の話じゃないですけど、そうなると「税金が払えない問題」が襲ってきますし、役員報酬が払えなかったり、生活のレベルを一気に上げていた場合、それを下げるのも大変ですね。
逆に長い間生き残っている起業家さんの特徴を聞くと、もちろんマインド面の話も出てきるのですが、ビジネスモデルの観点で言うと「プラットフォームに依存しないビジネス」をやっているという点が、やはり際立ってくるなーと感じます。
つまり、ダイレクトレスポンスマーケティング的な事業をやっている、自分の売り物を自分で販売しているということですね。
月収300万→10万円に激減…30歳人気女性ブロガーが明かす、突然の悲劇(bizSPA!フレッシュ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp
(今更ですが、僕が「情報発信」というときと「DRM」というときは、意味合いはほぼ同じだと思ってください)
オンライン起業で長く生き残っている人たちは、皆さまざまな主張を各々の媒体で繰り広げていますが、共通しているのは「彼らがDRMをやっている」ということです。
ターゲットが初心者なのか経験者なのか、個人なのか法人なのか、売り物が何なのか…など違いは様々ですが、DRMをしているということに変わりはありません。
物販の世界でも数年前からD2Cという言葉が流行っていますが、自分で作った商品をブランディングして、集客して、直接コンシューマーに販売するという点では、非常にDRM的ですよね。
アフィリエイトの案件が終わったら、広告単価が下がったら、急にアカウントがBANされたら、収益化が剥奪されたら、検索順位が一気に下がったら…などなど、特定のプラットフォームに依存しているビジネスだけをしているのは安定性に欠けてしまいます。
もちろん、そうしたビジネスには最強のメリットもあります。
それは「プラットフォームの力を使える」ということですね。YouTubeだったら世界最強の集客ツールを使えるということを意味しますし、Googleの検索エンジンもそうです。
なので、最初はそうしたプラットフォームに依存したビジネスを実践して、確実に収益とスキルを高めていき、一気にブーストをかけていくのは、特にビジネス初心者の方にとって超効果的です。
ただ、長期的な成功を考えたら、プラットフォームに依存しないビジネスモデルでもちゃんと収益を生み出せるようになった方が良くて、それを軸としながらも、枝葉の部分でプラットフォームを活用したビジネスに色々と着手していく方が安定しますよね。
僕も最初はトレンドを教えることから始めましたが、その時から「将来的にはコピーライティングやマーケティングを教えられるようになろう」と思っていましたし、「DRMの力がつけば、別の業界の商品でも売れるようになるから潰しが効くだろう」とも考えていました。
それこそマーケティングの仕組みを作ることができれば、自分自身にコンテンツがなくても、コンテンツホルダーと手を組んで協業するという選択肢も出てきますしね。
プラットフォーム依存型のビジネスで完結している人の中には、例えばアフィリエイターの方で、サイトを作って稼いで、またサイトを作って、たくさんサイトを保有して、どれか1個のサイトが飛んでも大丈夫という状態を作っている人もいますが、僕は怖くてやりたくありません(笑)
どれだけお金があって時間的にも自由でも、精神的な不安感が大きそうだからです。
まずはDRMの仕組みづくりでブレない軸を作ってしまって、その後で枝葉の部分に着手していく方が、経営戦略として合理的かなと思います。
例として合ってるかわかんないですけど、テレビ局のメイン事業が実は不動産業で、テレビという不安定な媒体が多少転けても問題ない状態を作るような感じでしょうか。