人生は自分自身の思考のフィルターで出来ています。

仮に同じ出来事に遭遇したとしても、それを幸運と見なすか不幸と見なすかは人それぞれで、物事に対してどんな意味づけをするか、イコール、自分自身が世界をどう定義するかになるんですよね。

だからこそ人生を変えるには頭の中を変えるのが一番なのですが、人間の思考に大きく関わってくるのが「言葉」です。

特に自分自身が発する言葉は、自分自身に対して無意識に自己暗示をかけたり洗脳をかけるのと同じになるので注意が必要です。

継続メンバーの方で、僕に指摘されたことがある方もいると思いますが(笑)、例えばコンサルを受けているときに「うーん、難しいです」というリアクションを口に出す方もいるでしょう。

でもそれって「難しい」と自分自身で断言して終わってしまうと、受け取ったアドバイスを「難しいこと」とネガティブな矢印で定義してしまうことになるので、「出来なくても仕方がない」とか「出来なくてもいいや」とか、出来ない理由を脳に探させてしまうんですよね。

逆に、仮に頭では「難しい」と思っていても、その感情を言語化しないで「やってみます」とか前向きな矢印の言葉で表現してあげた方が「どうやれば出来るだろうか」と、出来る理由や条件を脳に探させることになるので、その後の行動がガラッと変わります。

つまり、言葉が感情や思考に影響を及ぼすんですね。

よく自己啓発本とかに「出来ない理由を考えるな。出来る理由を考えろ!」と書かれてありますが、自分自身の無意識の口癖によって、出来ない理由探しがデフォになってしまっている人は意外と多いです。

もちろん、本当にわからないことは「わからない」と言った方がいいし、具体的なアドバイスを求めた方がいいと思います。

ただ、まだトライしていないことや、トライし始めて間もない段階で「難しいですね」のような、脳や心にブレーキをかける言葉を使うのは、思考停止で「出来なくても仕方ない」と自分を諦めさせかねないので、本当にオススメできません。

また同様に「結果が出ませんでした」とか「上手くいきません」という言葉も当てはまります。

もちろん結果が出ないことに対して「結果が出ている」と解釈するのは無理がありますし、結果が出ていないのなら、その事実を真摯に受け止めることが改善の第一歩です。

ただ「上手くいかなかったです」で終わるよりも「上手くいかなかったけど、原因はここにあると考えてますが、この仮説の立て方はどうでしょうか?」と質問をしたり(具体性の高い質問は問題解決に対して建設的な態度なのでポジティブ)、「上手くいかなかったけど、引き続き頑張っていきます!」と前向きな言葉で終わらせてあげる方が、良いメンタルを保つことができますね。

僕のコンサル歴を振り返っても、結果を出す人と出さない人では、まず発する言葉が違います。

無意識のうちに成功を遠ざける口癖を発していないか、ぜひ気をつけていきましょう!