最近、情報発信をはじめられたばかりの方のメルマガバナーやサイトTOP,あとはLPや広告CRなどを添削しています。
NS3期から情報発信にチャレンジする!というメンバーも多く、「ブログ記事」ではなく制作物を作ることが初めてという方も多いのではないでしょうか。
私は添削のお戻しはテキストでしてしまうことが多いので(文章が残ったほうが思考が組み立てやすいので)、音声後のシェアチャットが残らないこともあり改めてここでリサーチについて触れておきますね!
マーケティングリサーチには目的別に様々な手法がありますが、ここではあくまで
ビジネスとして新しいアウトプットにチャレンジする際のリサーチ方法
について述べていきます。
STEPは4つです。
1.調べる範囲を絞る
2.とにかく数を見る
3.仮説を立てる
4.仮説に基づいて分析する
わかりやすいように、人生で初めて「メルマガバナー」というものを作る際を例に取って説明していきます。
1.調べる範囲を絞る
まずは
・同業他社=自分の競合となりうる人たちの
・同じ目的の制作物=メルマガバナー
だけをリサーチしてください。
もちろん世の中のデザインの流行りとか、一般的なデザインの基準値を知ることも大事なのですが、あなたがこれから作るものはメルマガバナーです。
自分のビジネスに直結するメルマガバナーについての知識や基準値がないのに、大企業の雑誌広告やサイトデザインなどを見たところで、自分の生活費が稼げてないのに日経平均をチェックしているようなものです。
そういったものは自分の家計に余裕ができて、投資に回せる余裕が生まれてから見れば良いですよね。
ブログ収益化の販売LPを作るなら、競合のブログ収益化の販売LPを、
物販のメルマガオプトを取るための広告を作るなら、物販のメルマガオプトの広告を、
料理教室のサイトTOPを作るなら料理教室のサイトTOPをリサーチしましょう。
2.とにかく数を見る(ザッピング)
リサーチする範囲を決めたら、大事なことはそこでできる限り多くのアウトプットに触れてみるということ。
ほとんどの方が1の「見る範囲を絞る」とこの「数をみる」ということが出来ていません。
たくさんの数を見ることがなぜ重要かというと、数に触れることで初めて
・共通点
・傾向
が見えてくるからです。
例えば最近ラベルレスのペットボトルが発売されていますよね。
自分が見たペットボトルがたまたま、ラベルレスの伊右衛門、ラベルレスの天然水の2つだったら、ラベルレス=あなたの常識になります。
ですが仮に30個のペットボトル飲料を調べていたら、ラベルレスってめちゃくちゃレアなんだなと気づくことができます。
そして、大抵のペットボトル飲料のパッケージは、お茶だったら縦書きで、明朝体が多いな、色は緑が多い
=これが一番反応取れているんだろうな
という推測をすることができるようになります。
メルマガバナーも同じで、数に触れることで
・メインコピーではみんなどんなことを伝えているのか
・ボディコピーの分量はどのくらいか
・画像なのかイラストなのか
・全体の雰囲気が明るいのか暗いのか
・ゴシックなのか明朝なのか
・どんなビジュアルを使っているのか
ここに挙げた以外にも多数のポイントで共通点や傾向が見えてきます。
この一定の傾向や共通点がぼんやりとでも見えてくるまで、数に触れることがリサーチの一番の肝になります。
3.仮説を立てる
そして2で見えてきた
お茶のペットボトルラベルは縦書きで、明朝体、色は緑、ラベルサイズは〇〇
といった共通点や傾向は、言い換えるとこうやったら上手くいくのかなという「仮説」でもあります。
傾向がたくさん見つかってしまった時は、自分の「ド」競合になる人に絞って傾向を見ていきましょう。
この仮説を持った上で
4.分析する
改めて、2でザーーっと見ていた大量のアウトプットを、3の仮説に基づいて分類していきます。
①3の仮説に当てはまるもの。
②3の仮説とはちょっと違った
2-1.めちゃくちゃ個性的なもの
2-2.奇をてらったもの
などなど。
初めて制作物を作る際はまず①に倣って作ってみてください。
このステップを踏むことで、
完全にオリジナルの、目新しく個性溢れる刺激的なアウトプット
は出来ないかもしれませんが、まず1st stepとして
大きくハズレていないアウトプットを作る
ことは十分に可能になります。
このリサーチ、インプットが少なくて制作物の出し戻しに何回も時間をかけてしまうのは本来の目的ではない
=本当に大事なのはそこから反応を見て精度を上げていく、PDCAを回していくこと
ので、ぜひぜひ初めてチャレンジされる方は参考にされてください。