個別でお伝えしている人もいらっしゃるのと、継続メンバーには既に紹介済みですが、個人で情報発信をしたり商材をセールスしていく際にはアウトプットとしての「デザイン」は避けて通れない道です。
もちろん「餅は餅屋」ということで、デザインはデザイナーに外注すればいいのですが、YUMEさんもよく書いているようにデザインもビジネス的なロジックが必要ですので、最低限の知見というかイメージというか、狙いを立てられるようにならないと外注しようがないんですよね。
ではデザインが苦手な人はどうすればいいかですが、「守破離」という原理原則という言葉もあるように、まずはたくさんの成果物に触れまくることが重要です。
例えば、こういうサイトはとても参考になりますね。
https://sankoudesign.com/
https://desaken.com/
最終的には、色々な業界の色々なデザインをインプットしていければいいですが、まず最低限、自分の競合となり得るような人が作ったLPや広告クリエイティブは日常的にチェックする習慣はつけるべきです。
例えば、反応が取れるLPを作れる人はやっぱり日常的にLPに触れている数が違いますし、FB広告で反応をめっちゃ取ってる人は、そもそも普段からめっちゃ広告に触れているので、頭の中の引き出しからして違うんですよね。
まずは自分の競合になり得るデザインに触れまくった後は、自分のターゲットに刺さるようなビジュアルイメージに触れていきます。
僕の個人ビジネスの情報発信のターゲットはいわゆる「意識高い系」の人たちが多いので、彼らをターゲットにしている雑誌だったり、彼らをターゲットにしている企業の就活生向けページ、インターン募集ページなんかはめちゃくちゃリサーチしました。
メインサイトのイラストも某企業のトップページからインスピレーションを受けていたり、広告クリエイティブも某雑誌のテイストに精神面でとても影響を受けています。
とにかくインプットを重ねて、ターゲットに刺さるクリエイティブを作る。とてもシンプルですが「自分!自分!」という姿勢ではなく、マーケターとして、競合や市場や時代の空気感、ターゲットの趣味嗜好をきちんと理解した上で、それをデザインに落とし込むということですね。
そう考えると逆にカンタンに感じませんか?
なぜなら、今僕がお話ししていることは、デザインに限らず、ビジネスのコンセプトづくりでも商品のUSPづくりでも、あるいはライティングや商品設計でも、全てにおけるマーケティングの基礎だからです。
余談ですが、現在は活動休止中の西野カナが作詞をするときは、自分のファン層の意見やアンケートを汲み取って作っているという話は有名です。これもマーケティング思考を理解する上で、とてもわかりやすい例じゃないかなと思います。
なので、僕も個人の情報発信をするときは、割と最近は好き勝手にやってる感じはありますが、基本的な姿勢としては「ターゲットが好むような像を意識している」というのが大きいですね。
また、インプットを日常的に行うことで、色々な企業や個人が膨大なお金や労力や時間をかけて取り組んだ末の、1つの模範解答のようなものが見れるので、本当に参考にしない手はないです。
例えば、皆さんの中には初心者ターゲットでビジネス系の情報発信をしている人が多いですが、もし本屋さんの自己啓発コーナーを真剣に見ていない人がいたら、本当にもったいないです。
本の表紙を眺めて、どんな配色なのか、どんな言葉が使われているのか、どんなテイストなのかをリサーチすることなしに、自分の感覚だけで手を動かすのってめちゃくちゃコスパが悪いじゃないですか。
他にも最近SNSを見ていたら、このダイレクト出版のように文章主体の広告もすごい流行っているなーと感じます。
あのダイレクト出版がこのスタイルでここ数ヶ月がっつり出稿しているのですから、おそらく反応はすごく良いのだと考えるのが妥当です。
こういうのも、普段からちゃんと見ているか見ていないかで気付く気付かないが変わってきますし、「反応の取れる広告ってどんなだろう」と頭で考えたり、あるいは「広告クリエイティブの作り方」とか検索したり、「反応が取れる法則ってどんなですか?」と質問をするよりも、ちゃんと日々徹底的にインプットしているかどうかが何より大事なのです。
なので、広告をテストするときに1つはこうした「流行っている形」で出してみるのもとても効果的ですよね。もちろんみんながみんなこのスタイルでやったら目に止まらなくなって反応は下がっちゃいますけど。
ということで、色々と書いてきましたが、とにかくアウトプットに問題があるときはインプットの量や頻度が不足していると考えたほうがいいです。
「パクリ」は絶対にNGですが、まずは世の中の傾向を見て「反応が取れているパターンや傾向」を知ることは絶対に必要だと僕は考えています。
それこそ、例えば僕がビジュアルイメージに黄色を使おうとしたら、世の中の広告クリエイティブやサイトのトップページで使われている黄色のカラーコードをとりあえずいくつか調べます。適当に目についた黄色を選ぶとかは、僕なら怖くてできません。
また他のサイトを見て、黄色と共に使われている色をチェックしたり、配色辞典とかを見て、その黄色と相性の良い色を探します。ここで同業者のものを見過ぎたりすると、故意ではないパクリのリスクが上がるので、そこも気をつけますが。
ということで、デザインについては素人だけど、よくデザインについて褒められることの多い僕がどうやって考えているかのシェアでした。とりあえずこちらからは以上です!